ウィーンではすでに男性がサル痘に感染

新しい病気が世界中に広がっています。ウィーンではすでに1名の男性がサル痘に感染し入院しています。しかし、このサル痘は特に致命的なものではありません。

インフルエンザに似た症状ではあるものの、代表的な症状は発疹です。毎年1件ずつ確認されており、最近では2週間前にナイジェリアを訪れたことのある男性が英国で確認されています。ここ数日、ベルギー、スイス、スペイン、オランダなどヨーロッパの数カ国でサル痘に感染した人が登録されています。

この病気に特化したワクチンはありませんが、研究者は天然痘に対するワクチン接種が効果的であると考えています。世界保健機関（WHO）は、重症化を防ぐ可能性を約85％と見積もっています。

サル痘は1958年にアフリカのサルで初めて発見され、1970年にコンゴで初めて人間の症例が確認されました。感染経路は主にアフリカの野生動物で、人間がウイルスを感染させることはほとんど知られていません。