妊婦へのワクチン接種は赤ちゃんを守ると判明

母親がワクチンを接種すると、赤ちゃんは最大6カ月間守られることが、米国の新しい研究により明らかになりました。とペーチの専門家が語りました。

妊娠中に母親がModernaまたはPfizer/BioNTechワクチンを2回接種した子どもは、生後6カ月間にCovid-19で入院する可能性が非常に低いことが、米国疾病対策予防センター（CDC）の新しい研究によって明らかになりました。

「CDCが今回発表したデータは、妊娠中に接種したCovid-19ワクチンが、生後6ヶ月未満の赤ちゃんをこの病気による入院から守るのに役立つという初めての現実的な証拠です」と、同機関の乳幼児保健部門の責任者であるDana Meaney-Delmanは記者会見で述べました。

というのは、これらの赤ちゃんは、生まれたときにすでに母親の抗体を持っているからだと思われます。

"mRNAワクチン "を投与された妊婦は、体内で抗体を作り、Covid-19から身を守ることができるのです。この抗体はへその緒にも含まれており、妊婦から発育中の胎児にも運ばれることが示唆されています。抗体が胎盤に移行することは分かっていますが、この研究までは、抗体が赤ちゃんを守る事ができるというデータはありませんでした」と説明します。

小児病院の研究者とCDCは、2021年7月から2022年1月までの生後6カ月未満の乳児のデータを調査しました。その結果、病院での治療が必要な子どもは379人、Covid-19が176人、その他の理由が203人であることがわかりました。

その結果、妊娠中にワクチンを接種した母親の赤ちゃんは、全体の61％のケースで入院の必要性から守られたことがわかりました。

また、出産21週前から14日前までに接種した場合は、その割合は80％に跳ね上がった。母親が妊娠初期に予防接種を受けた場合、赤ちゃんを守る効果は32%に低下しました。この研究では、妊娠前に予防接種を受けた母親や、3回目の予防接種の効果についてはまだ調べられていません。

"最も心配なのは、集中治療室にいるCovid-19の赤ちゃんのうち最も重症の88％が、妊娠前または妊娠中にワクチンを接種していない母親から生まれたと言う事です 。"とミーニーデルマン氏は指摘しています。

ペーチニュースより：